期間が何年か、YEARFRACを使った求め方【スプレッドシート/Excel関数】
ドメイン管理や保険の見直しといった、個人事業主の業務やくらしの中で、ある期間の年数を求めたいというケースは多いもの。
そんなときは、YEARFRAC関数が使えます。Googleスプレッドシート、Excelどちらも同様に利用可。
YEARFRAC関数の形式
YEARFRAC関数 YEARFRAC(期間開始日, 期間終了日, [日数の算出方法]) 期間開始日:年数を求めたい期間の開始日のシリアル値 例)生年月日、契約日、今日など 期間終了日:年数を求めたい期間の終了日のシリアル値 例)今日、契約終了日など [省略可]日数の算出方法: [0(デフォルト値)]:30日/360日(NSAD方式)=1ヶ月を30日、1年を360日とみなすNSAD(全米証券業者協会)の基準で算出 1:実日数/実日数=指定期間の実際の日数や、その間に含まれる年の実際の日数に基づいて算出 2:実日数/360日=実際の日数を、1年を360日とみなして算出 3:実日数/365日=実際の日数を、1年を365日とみなして算出(閏年は考慮されない) 4:30日/360日(欧州式)=1ヶ月を30日、1年を360日とみなす欧州の金融業界の基準で算出
シリアル値は日付形式の文字列や、DATE関数で年月日を指定することで取得できます。
YEARFRAC関数の使い方
ケース1 ドメインの所有年数を求める
ドメインを取得してからの経過年数、すなわち所有年数を求めることができます。

=YEARFRAC(取得年月日,today(),1)
取得日から今日までの期間の年数を算出します。ドメインの期限は実際のカレンダーに基づいていますので、実日数である算出方法「1」を指定して算出します。通常の年数算出は算出方法「1」を指定するケースがほとんどでしょう。
所有年数のセルの桁数を小数点以下2桁程度にしておくと、0.25で3ヶ月ですので参考になります。
ケース2 保険の残期間、累積払込額を求める
保険満期までの残期間、累積払込額もYEARFRACを使って求めることができます。
残期間(年単位)=満期年齢-RROUNDDOWN(YEARFRAC(生年月日,today(),1))
小数点以下を切り捨てるROUNDDOWN関数を使い、
=ROUNDDOWN(YEARFRAC(生年月日,today(),1))
で現在の満年齢を求められますので、満期年齢までの年数を算出できます。
長期間になる事柄の期間年数の求め方は、YEARFRAC関数を使うのがおすすめです。